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小児眼科

子どもの近視

 

小児眼科 - 診療案内 - 南行徳駅前 なんぎょうイナガキ眼科

 

近視とは、眼軸長(眼球の前後報告の長さ)が伸び、ピントが網膜より手前にあってしまうために遠くがぼやけて見える状態のことです。

 

近視の発症については遺伝要因環境要因の2つが関与していると言われています。
両親が近視の子どもは、そうでない場合と比較して近視になりやすくなります。また、近年ではスマホやPC、タブレットの普及によって近作業が増えたことが原因として挙げられます。

 

日本国内において子どもの近視は年々増加傾向にあり、特に学童期では近視の進行が進みやすいため、お子さまの近視が疑われる際には早めの受診が大切になります。

 

子どもの近視抑制治療

現時点で近視抑制に対して有効性および安全性が認められており、当院で実施している治療についてご紹介させて頂きます。

 

低濃度アトロピン点眼治療 

子供の近視治療法 | マイオピン - Myopine™

低濃度アトロピン点眼薬は、小児期の近視の進行抑制を軽減させることを目的とした点眼薬です。

 

近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、少なくとも2年継続して使用することによって、何もしない場合と比較して近視の進行を60%軽減できたとの報告があります。

 

当院での低濃度アトロピン治療について詳しくはこちら

 

 

弱視

弱視とは、眼鏡やコンタクトレンズなどをしても、視力が十分に出ない状態をさします。

 

視力は生まれてすぐに1.0が見えるわけではありません。赤ちゃんのときはぼんやりと、そして成長の段階でいろいろなものを見て網膜に刺激を与えることで1.0以上まで発達していきます。

 

そのため、その成長の段階に何らかの原因で視力の発達が妨げられると弱視になってしまいます。視力の発達にはタイムリミットがあり、それ以降の発達は難しいと言われています。

 

弱視の治療は、視力の成長を妨げる原因を取り除いて、見える力を獲得することです。視覚の感受性は、生後より1歳半頃までが最も高く、それ以降はゆるやかに下っていって、8歳~10歳ころまでがリミットだと言われています。

 

子どもの目について」〜3歳児健診の大切さ〜 | HOYA ビジョンケアカンパニー

 

弱視には大きく分けて以下の4つの原因があります。

 

1 屈折異常弱視

高度の屈折異常(遠視や乱視、近視のこと)が原因です。常にぼやけた状態でしか見えないので、視力が発達しません。

治療は適切な眼鏡をかけて、両眼ともピントが合う状態にすることです。

 

2 不同視弱視

右眼と左眼の屈折の差が大きいため、見えやすいほうの眼を使い、見にくいほうの眼を使わないことが原因です。

治療は適切な眼鏡をかけて、両眼ともピントが合う状態にすることです。

見えにくい眼でみる訓練(アイパッチなど)をすることもあります。

 

3 斜視弱視

斜視になっている眼では眼の中心部にまっすぐ光が入らず、視力が育ちません。

治療は斜視を治す手術をすることです。弱視が関係している場合は眼鏡での治療を行います。

 

4 形態覚遮断弱視

先天白内障や眼瞼下垂など視力の発達時期に網膜に光が届かなくなることが原因です。

手術などの治療が必要になることがあります。

 

弱視治療にとって大事なことは、タイムリミットがあり、だいたい10歳くらいまでにしかできないということです。できるだけ早い時期にみつけて、適切な治療を開始することで、子どもの視機能を最良の状態まで育てることができます。

 

お子様の視力の問題に早くに気付いてあげるためには

 

子ども自身が「見えない」といって訴えることはありません。子どもは、自分の見え方以外の見え方を知らないですし、自分の見え方が当たり前と思って過ごしているからです。ご両親など身近な方が下記のようなことに気付いたら、早めに眼科専門医を受診することをお勧めします。

 

    • 目を細めて見ていることがある
    • 頻繁に目を触ったり、こすったりする
    • 絵本、テレビ、タブレットなどに顔を近づけて見ている
    • ものを見る時に横目になる
    • 目が光っているように見えることがある
    • 片目を隠すと不安な様子になる、嫌がる

 

※当院では国家資格を持った視能訓練士が大切なお子様の視力検査を担当いたします。

 

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